「テロが起こるのは国際社会が悪い」と言わんばかりの放送内容に反発の声



日曜の朝から放送される各局報道番組。15日はどの放送局でもフランスのパリ大規模同時多発テロに関して大きくとりあげる事となった。ほとんどの番組がテロを非難するとともに現地の状況を報道することとなったが、TBS「サンデーモーニング」ではフランスのパリ同時多発テロと関連付けてアメリカの911報復や日本の安保法案、国際社会のあり方を議論する内容を放送し注目を集めた。

番組ではテロ行為について痛烈に批判する姿はあまり見られることはなく、コメンテーターがいまだにISを「イスラミックステート」呼称ではなく「イスラム国」と呼びつづけ「テロを生み出す国際社会が悪い」「報復する事が悪い」「テロに走らせる人物を作らせるような孤立した社会が悪い」「テロ組織には暴力ではなく話し合いを」というような発言がとびかい「テロではなくテロ集団を形成させた国際社会や社会を非難する内容」と捉えかねない報道を行う異色のものとなり、実際にテロが起こったフランス国民や犠牲者の事を考えてるとは到底思えない放送内容となった。

これらの発言に関しては違和感も多く、特に911多発テロが起こった事に関して報復した“アメリカの行動”を非難した点や、

田中優子氏「報復するのではなくて、このような暴力行為が無効になるような社会を作るにはどうするか、世界として考えるべきときに来ている」
田中優子氏「暴力ではなくテロ組織との対話が重要」
田中優子氏「国際社会はテロに関して報復することばかり 対話をすすめるという努力を怠っている。その点に関して何も努力していない。」

安田菜津紀氏「(テロ集団を作り出した)責任というのがイスラム国を生み出してしまった国々にあり それはアメリカや日本も例外ではない。という人もいる」
安田菜津紀氏「私たちは無視されているという気持ちにさせる国際社会がテロが起こす原因になる」

岸井成格氏「日本で安保法制ができた事により、自衛隊が派遣する場所が内戦やテロという状況をふまえるとターゲットになりやすくなってるのは事実。日本も他人事ではなくなる」

のような「テロという暴力に走る集団」と話し合いをするという理想論や「安保法案改正がテロの対象となる」というパリのテロを利用した日本政権批判、「テロ組織ではなく国際社会が悪い」という非難すべき対象を明らかに間違っている発言に関して批判の声が多数流れた。

番組中では何度も「テロ対策は21世紀の世界的課題だけど、日本はどういう役割を果たしていくのか」ということを視聴者にせまったが、番組の論調でいうと安倍首相の報復ではなく「貧困や教育を解決するための人道支援」は正しいものだと感じるのだが、その件に関しては議論にあがることさえなかった。


また、番組最後には
岸井氏「シュミットさんは日本はイスラムの国々と仲良くしているが、なぜアジアに友人を作れないのかと言う」

という発言を行いあたかもアジア諸国全体と日本がよい関係を築けていないともとれるような内容を全国地上波で発信し世間では非難の声が流れる事となった。
突っ込みどころが多数あった15日のTBS「サンデーモーニング」、犯罪やテロを痛烈に批判しない番組態勢に視聴者からは不信感を感じる声がよせられている。

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