テレビ朝日の報道ヘリに注目集まる



多社で同時中継された茨城常総・鬼怒川決壊の救助活動の一部始終。
今回、各テレビ局で中継されたため、最初二機だったヘリに関して少なすぎるという意見や、避難勧告が出ていたのにも関わらず避難しなかった住人に対する災害時の危機意識の低さ等、様々な感想や意見が流れた。

茨城県結城市は、市内を流れる鬼怒川が氾濫するおそれがあるとして、午前9時10分、市内の31地区、2739世帯8090人に避難指示を出しました。(NHK)

また、自衛隊機(途中で四機になった)や隊員が少ないながらも必死で救助活動を行う様子やホバリングしながら上空で停止し半壊した家から人を助ける姿にはたくさんの声援や応援の声が流れた。

さて、ここで他にも注目を集めた部分があった。それはテレビ朝日の報道ヘリに関してであった。
NHKの取材ヘリが自衛隊機を邪魔しない程度の位置から(それでも邪魔と思うが)中継を行っていたが、その自衛隊機とNHK機の間をすりぬける姿が生放送中ということもあり放送されたのだ。

確かにテレビ局は現状を伝えるのも重要であるが視聴率のために救助隊の邪魔になる可能性がある位置まで近づこうとするであろう姿がうつり数々の批判があがった。SNS等でも報道ヘリに関して指摘の声が多く「自衛隊の邪魔をするな」という声がながれた。
しかし航空取材要領で定められていることもあり実際の高度やどのくらい近かったかは不明で一概に「自衛隊機に近すぎる」とは言えないのが現状だ。だが、自衛隊救助機以外でもヘリの影響で水面が荒れてる事が見て取れ、「ルール」を守っていても自衛隊の邪魔になりそうと感じる意見が相当数流れた。

実際に救助ヘリは自衛隊が見つけることができない人を見つけたり状況を視聴者に伝える事ができるメリットもあり決してデメリットばかりではないが今回の放送では上記のように思わざるおえないものとなっており疑問の声が流れた。できるだけ自衛隊や救助される方々の邪魔にならないようにしてほしいものだが、報道ヘリのマナーにも視聴者が注目する時代になっていることがわかる一幕となった。

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航空取材要領


日本新聞協会編集委員会が決めた「航空取材に関する方針」に基づき、報道の役割と責任を自覚しつつ、航空法の精神に従ってすべての取材・報道が安全かつ円滑に行われるよう、航空取材要領を定める。
1.取材および往復路の飛行に際しては、空中衝突事故を回避するため、見張り要員の搭乗を基本として見張りに全を期すとともに、他機からの機体の視認性を高める措置を講じるよう努力する。

2.取材空域内においては、必ず航空機相互間通話用周波数(122.6メガヘルツ)を聴取するとともに、自機の位置及び行動等の情報を他機に提供する。

3.航空機の騒音によって取材対象の行事や作業ならびに一般の日常生活に支障を与えないよう、また地上の人または物件に危険を及ぼさないよう
必要な高度及び速度の維持に十分注意する。

4.同一対象を複数機で取材する場合、以下の原則に従って整然と飛行し、空中衝突の防止に万全を期す。
・回転翼機は右旋回とする。
・見張りに専従できる要員を乗務させる。
・取材空域に進入するとき及び同空域から離脱するとき、また他機の後ろにつく場合や追い越し・経路変更などを行うときは、航空機相互間通話用周波数でその旨を通報する。
・他機と一定の間隔を保つとともに、追い越しや経路変更などに際して、急激な操作を行わない。
・空中に停止して特定の位置を独占したり、停止に近い速度で他機の取材を妨げたりするような行動をしない。
・<6>やむを得ずこれらの原則によらない場合及び速度の異なる航空機で取材する場合は、他機の経路・高度と交錯しないよう、取材群の一番外側を飛行する。また、これらの取材機にも取材の機会を与えるよう、各機は互譲の精神をもって行動する

5.飛行及びその安全に関して、搭乗者は機長の指示に従う。

6.予定される行事などで多数の航空機が集まることが予想される場合は、取材方法または飛行のルールなどについて、必要に応じ関係者間で事前協議を行う。

7.航空取材に関する問題については日本新聞協会に申し出があれば同協会編集委員会で審議する。
以下略
http://www.pressnet.or.jp/statement/report/650714_106.html